留学経験者に聞く、海外留学の本音【海外留学エージェント「スマ留」】
「留学」と聞くと、ハードルが高いイベントのように思われる。しかし、新型コロナウイルスの影響も緩和されて引き続きグローバル化が叫ばれる今、ぜひ挑戦したいと考えている大学生も多いだろう。
今回は留学について、SMARYU GLOBALゼミで活動する栗田威さんと松田梨歩さんに本音を聞いた。SMARYU GLOBALゼミは、海外留学エージェント「スマ留」が支援して活動する学生団体だ。SNSの運用や、留学についてのトーク・英語力を上げるなどイベントの開催を通し、留学の魅力について伝えている。

【神奈川大学3年・遠原さくら】
遠原 留学経験者の2人にいろいろ聞きます。まずは、留学先について教えてください。
松田 私は今年の3月の春休みに2週間、オーストラリアに留学しました。昨年の夏、ハワイに大学のゼミで研修に行かせていただいた時に、すごく海外に興味を持ちました。今度は自分だけの力で海外に挑戦してみたいなということで留学を決めました。
遠原 海外に興味を持った理由はなんですか。
松田 もともと海外や英語がすごく好きでした。勉強してきた英語を実際に使う場をずっと求めて留学した形です。
遠原 もう2回海外を経験しているんですね。栗田さんはどちらに留学されていましたか。
栗田 昨年の夏休み、カナダのトロントに1カ月留学しました。元々英語が好きだったので、学校での勉強や留学パンフレットを通して海外のことを調べるようになりました。高校生の時から留学に行きたいとは思っていたのですが、コロナにちょうど直面して行けずじまいでした。大学生になったら挑戦してみたいなと思い、留学を決めました。

オンラインで事前学習
遠原 学校の活動から興味を持って、実践の場を求めて挑戦されたのですね。二人とも英語が好きということでしたが、自分の語学力に不安はありませんでしたか。
栗田 留学に行く前にオンラインでネイティブと英会話の勉強もしていて、 英語を使ってしゃべるということに関してはあまり抵抗がなかったです。あとは、自分の積み上げたものがちゃんと現地で通用するかという心の不安だけです。
遠原 力試しのような感覚でしょうか。英語を使うこと自体に抵抗がないのは、たくさん勉強されたからこそですね。松田さんはどうでした。
松田 英語に対してすごく好きな気持ちはあったのですが、得意とまでの自信はなかったので通じるかという不安がありました。
遠原 それでも留学を決めた理由はありますか。
松田 海外でしか味わえない経験とか、異文化の交流とかにすごく興味があって。 日本でも英語の勉強はできると思いますが、机に向かっての勉強では得られない新しいことに経験したかったという感じです。
語学力より金銭面の不安
遠原 なるほど。語学力の不安よりも、現地での体験への意欲が強かったのですね。金銭面の不安や心配はありませんでしたか。
栗田 金銭的はめちゃくちゃ考えていました。留学に行くとなっても後から付随してくる費用がいろいろあるので、留学全体の金銭面については「本当に行けるのかな」と思うときはありました。
松田 私もありました。栗田さんも言っていましたが、航空券や語学学校といった大きな支払いだけではなくて、Wi-FiやSIMカード、交通費などもあります。出発する前もお金がかかりますが、着いた後からのお金も考えなくてはいけなくて、本当に細々とした努力で貯めました。バイトを頑張ったり、出発する前の生活を質素にしたり。
遠原 なるほど。長期間生活することに向けて、 コツコツ貯めて堅実に行かれたと。次に、留学中のことをいろいろとうかがいます。現地で友達はすぐにできましたか。
留学先での友人づくり
栗田 意外とできます。語学学校がクラスによって分かれていて、日本の勉強と違いコミュニケーションばかりしているので必然的に友達もできます。休憩の間は教室にいたら、先生が「外に出てみんなとしゃべりなさい」と促していました。
遠原 松田さんはどうですか。
松田 留学って最初は一人で、それが本当に不安でした。「友達ができないのではないか」と。私は寮に住んでいたので、そこでの会話ができました。毎日誰かしら遊ぶ人がいました。
遠原 学校となると同世代の友達が主ですよね。アジア圏の方が多いのですか。
松田 韓国人の方や南米の方、ブラジル系の方もクラスにいました。
遠原 いろんな国の方と話できるんですね。コミュニケーションで苦労する場面はありましたか。
松田 動物園に行ったときチケットにたくさん種類があることを知らなくて、購入するとき売り場の人にうまく言えなませんでした。そういったときは無理して難しい単語を使わずに、自分が知っている単語で伝えるように努めました。あとパンフレットがあったので指をさしながら友達とも一緒に協力した形で、苦労はしましたがどうにか伝わりました。
遠原 自分たちの知っている単語で切り抜けられたのですね。栗田さんも、上手く伝わらない場面はありましたか。
栗田 日本人同士英語で話している時は大丈夫ですが、かなり英語を話せる子には発音や言い回しが微妙に伝わらないところは苦労します。あとあまり聞き取れないこともあります。「もう1回言って」と頼むと、早いスピードで繰り返されるだけでした。こっちとしては、もうちょっとゆっくりしゃべってほしいのですが。
遠原 滞在中にリスニング力はつきましたか。
栗田 リスニング力もつきましたし、困った時のレスポンスの仕方も分かりました。「ちょっと聞き取れなかったのだけれど、もう1回言ってくれる?」という、表情で伝えるだけじゃなくて、ちゃんと言葉にしてその状況を乗り越えられるようなフレーズも結構身についたと思います。

ハプニングにどう対応したか
遠原 コミュニケーション力も身についたのですね。次に、留学を通してのハプニングを聞きたいです。言語面以外でも何かありますか。
松田 明日から学校に行くために、シドニー限定の交通系ICみたいなものが必要だったのですが、どこに売っているかわからなくて。空港で買うのが一番良いと後から知りましたが、そのとき調べたらコンビニか薬局にあると情報が出てきたんです。着いた初日で土地勘がないから、場所もわからなくてずっと道をさまよいました。いろんなお店に入って何軒も聞いたのですが「ここには売ってない」と言われました。まだ友達がいないので一人で探して、なんとか見つかりました。
遠原 栗田さんは生活面でハプニングはありましたか。
栗田 着いた初日なんですが。
遠原 やはり初日ですか。(笑い)
栗田 スマホを海外で使うとなって、eSIMというスマホだけで電話番号を切り替えられるSIMカードを使おうとしたのですが、それはwi-fi がないとできないことがわかりました。まだカナダ用の電話番号に切り替えていない、通信できない段階でシェアハウス先に着いてしまって。シェアハウスに入る鍵も分からないので、近くのスターバックスのwi-fiを拝借しました。事前にwi-fiがあるところで電話番号を切り替えておけばよかったなと。空港で全部準備を終わらせてから実際に町に出た方がいいと思います。

留学前の事前準備で重要なこと
遠原 下調べだけではどうにもならない部分もありそうですね。留学前の準備で特に重要と感じることはありますか。
栗田 必要だと思ったものは全部持っていきたくなりますが、持ちすぎると飛行機の手荷物検査で引っかかってしまいます。 実際引っかかって、衣類を手荷物のリュックに移していったので結構重くなりました。帰りはお土産も入れますし、本当に必要なのか現地調達でもいいのか、という見極めが重要だと思います。
遠原 心配で大荷物になりそうですもんね。松田さんは荷物多めに持っていきましたか。
松田 私は2週間の滞在でとても長いわけではなかったのですが、荷物を多く持っていきすぎて反省しています。リュックもスーツケースも全部パンパンになってしまって、帰りが大変でした。あと、オーストラリアの気温は日本と真逆で、3月の日本はすごく寒いけど着いたらすごく暑い世界が待っていました。だから気温の調整ができる服の準備は重要です。
留学で学んだこと
遠原 では、留学全体を通して成長した点を教えてください。
栗田 今も実家暮らしですが、シェアハウス中自分で料理や洗濯をしないといけない面で、一人で計画していく力がつきました。あとはやはり英語しか通じないので、もし言語の壁にぶち当たったとしてもどうにか「英語を使うんだ」と、何かがダメだった時に挑戦する力はついたと思います。
遠原 単純な語学力だけじゃなくて、生活力や気持ちの面でも変化があったと。松田さんは成長した点はありますか。
松田 改めて挑戦は大事ということを学びました。行ってみたい場所や、やってみたいことは滞在期間で全部挑戦すると決めていて、暇な時間がないぐらい1日中動くこともありました。自分一人でも解決できる行動力と、挑戦をする姿勢の大切さに改めて気づけました。1人暮らしについても、かなり楽観的な思考なので不安よりは「やってみたい!楽しそう!」と思っていました。 ちゃんと深く考えていないということなんですけど。(笑い)
遠原 チャレンジ精神とポジティブさがあるということですね。(笑い)
最後に、2人は海外留学エージェントのスマ留を使って留学に行っています。スマ留のよかったポイントを教えてください。
松田 スマ留のいいところは、最初に一人一人にカウンセラーがつくことです。その方が留学について親身に相談に乗ってくれたことに安心できたのと、連絡の媒体がLINEだったので、コミュニケーションが取りやすくて安心して渡航できました。
遠原 メールでやり取りするイメージがありました。
松田 メールより質問もしやすくて良かったです。
遠原 栗田さん、スマ留で良かったポイントを教えてください。
栗田 スマ留の良さは料金です。高校生の時に見ていたエージェントは、期間や学校・シェアハウスなのかホームステイなのかということを全部決めないと金額の見積もりが出なかったんです。スマ留は行きたい国と期間だけ決まれば概算が出てくるので、すぐにイメージがしやすくてありがたいです。留学は費用が高いと思っている人は、1週間のプランだけでも見積もりを見てみてほしいですね。「このくらいで行けるんだ」という驚きも挑戦につながってくると思います。
遠原 料金が安くなっているのは、語学学校の時間帯が利用者の少ない夜に設定されているからですね。
栗田 空いている時間や場所を活用する代わりに、安くなっているみたいです。でも、自分がトロントに行った時は午前中のクラスだったので、必ず夜ということではないのかなと思います。
栗田 航空機の手配を自分でやるので、乗り継いで安く行くかということも選べます。費用にかかるもったいないところを徹底的に省きながら安く行けるのは魅力的です。
遠原 2人が所属するSMARYU GLOBALゼミではこういったことを大学生向けに発信する活動をされているのですか。
栗田 そうですね。ハードルになってしまうところを取り除いてあげることが一番大事だと思います。費用や時間という制約で留学を諦めてしまう人もいますが、シリアスに考えなくても大丈夫というのを、イベントなど開催しながら伝えたいです。
遠原 やはり最初は留学のハードルが高く感じられますよね。今回語学力に関しては、2人は英語が好きとのことで、コミュニケーションに苦労する場面がありつつも乗り越えられたとのことでした。金銭面ではコツコツとバイトして、スマ留のプランを利用することでも抑えられたということですね。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
栗田・松田 ありがとうございました。

(取材を終えて)
留学経験者の話を聞くと、主に金銭面に対して不安を抱え、ときにはハプニングに見舞われながらも、異文化と英語を学びたいという強い意欲で挑戦して実りある経験を得たようだ。
スマ留では、従来に比べ最大半額という低価格の留学プランを実現しているという。専任のカウンセリングと、初めてでも安心して渡航できる留学準備サポートも整っており、留学を検討する大学生たちの強い味方だと感じた。
留学はハードルの高いものだという認識を改めて、「スマ留」でサクッと行ってみてはいかがだろうか。
海外留学エージェント「スマ留」
「スマ留」は年間利用者数8000人以上の海外留学エージェント。海外語学学校における時間帯別の稼働率に着目したシェアリングエコノミーのビジネスモデルにより、シンプルな料金体系かつ圧倒的な低価格を実現している。海外留学エージェント10社におけるブランド調査でも「認知度」「価格満足度」「友人知人におすすめしたい留学エージェント」の三つで1位を獲得している。
SMARYU GLOBALゼミ
「留学の楽しさを伝え、自分を変えたい人の背中を押す」というビジョンのもと大学生が主体となって活動するスマ留監修の学生団体。同ゼミでは、大学外の仲間と一緒に留学に関するイベント企画やSNS運用などさまざまな活動に取り組んでおり、メンバーのやってみたい!をすぐに実現できる。現在メンバー募集中のため、興味のある方はInstagramDMに。