静岡の魅力を体現!「地域メディア論Ⅱ」で、地域の活性化につながる動画制作
静岡大学では、地域活性化のための情報発信の基礎を学ぶことができる「地域メディア論」が前期(4〜7月)後期(10〜翌年1月)の2部構成で開講されている。前期に開講される「Ⅰ」では、静岡でがんばる人たちにインタビューを行い記事化する。後期に開講される。「Ⅱ」では、静岡の魅力を自分たちで発見し、それらを紹介するまちおこしのための動画を制作する。
今回は今年前期(4〜7月)に開講された「地域メディア論Ⅱ」で、学生たちが制作した動画を紹介する。受講する学生のほとんどが動画制作は初めて。だが、授業では基礎から動画の撮り方などを学べるので、どの学生もすぐに撮影が可能になる。撮影・編集は原則スマートフォンのみで行えるため、手軽に制作できる。また、学生らは初対面の人たちとグループを作って監督係や脚本係など役割をそれぞれきめ作業を行うため、チームワーク力が発揮される場でもある。制作した作品は最終授業で「上映会」を行い、各グループの力作を堪能、評価し合った。動画の撮影・編集のスキルは、今後の地域活性化の情報発信に役に立つだろう。
(動画制作グループは全5班。グループが公開を了承したもののみを紹介)
【まとめ:静岡大学人文社会科学部3年・木村航輔】
A班パート2「島田周辺旅」(2部構成の後半部)
大井川鉄道と茶の都ミュージアムの紹介の2本立てで構成されている。大井川鉄道周辺がいかに自然豊かな場所か伝わるものとなっており、特に鉄道から眺めた大井川の景色は絶景だ。一つの動画に大井川周辺で訪れることのできる施設が紹介されているため、そこの地域に遊びに行く人にとっておすすめな動画だ。
B班「「街」がある場所。静岡市」
静岡駅周辺で学生が遊ぶ動画。ショッピングセンターの「新静岡セノバ」や「けやきプラザ」、カラオケ店で遊ぶ様子が描かれており、東京にも負けない遊び場が静岡にもあることが感じられた。静岡市に引っ越してきて、友達ができたものの遊ぶ場所がよくわからない新入生にとっておすすめな動画だ。
E班「変わり映えのない日々を過ごす人へ」
静岡県のことを広範囲に捉えたいまはやりの縦アングルの動画である。広大な土地には魅力ある施設や景色が多く広がることを思い知らせてくれた。また、移動にも時間やお金がかかったことが想定でき、グループの努力が滲み出る作品となっている。静岡を巡るには最適な移動手段である自動車をもっている人には是非おすすめな動画である。
終わりに
筆者は、ボランティアTA(ティーチング・アシスタント)として、「地域メディア論Ⅱ」をアシストした。どの班も全力で制作に励んだことが動画から伝わった。意外と静岡県民でも訪れたこと、また気づいたことがないことが動画で紹介されているので、県外の方はもちろんのこと、静岡県の方々も是非ご覧になっていただきたい。
そして今回紹介した動画は全て、私たちが身近にいつも持っているスマートフォンによるものである。このようなまちおこしの動画は簡単に作成できるので、ぜひこの記事をきっかけに動画を作って、自分の住んでいる地域をぜひ盛り上げてみてはどうだろうか。