津田塾大学総合政策学部1年に聞く、大学での学びや生活
うめキャンパるでは、津田塾大学総合政策学部1年の3人にアンケートを実施し、大学の学びや生活について話を聞いた。【津田塾大学総合政策部1年・松本彩芽】
文系学生からのデータ・サイエンス
津田塾大学総合政策学部の基礎科目は英語、ソーシャル・サイエンス、データ・サイエンスの三つである。データ・サイエンスに関しては、1年生で「データ・サイエンス入門」、「統計A」、「統計B」という授業が必修となっている。入学試験には数学が科されないが、授業内容は数学や情報の基礎知識が必要であるため、文系学生は苦戦するとされる授業だ。この三つの授業については、「中高の数学の基礎が大事だと改めて感じた」「難しいけれど将来役立ちそう」「高校で数学ⅠAまでしか学んでこなかった自分には、授業が難しく感じる」といった声が寄せられた。筆者も文系志望で数学の勉強はあまり力を入れてこなかったため、授業で気付いた不足している知識は高校時代の教科書などを参照している。
多くの文系学生はデータ・サイエンスなどの授業に苦戦しており、数学の基礎の復習は重要であるということがわかった。
課外活動について
次に、課外活動について尋ねた。津田塾大学の学生は大学の学び以外の活動にも関心があり、さまざまな活動を行っているのが魅力である。また、6月下旬から夏休み前までの「ギャップターム」という期間中は必修の授業がないため、各自が行いたいことに時間を費やすことができるのも特徴的である。ただ、総合政策学部は千駄ヶ谷キャンパスの単一学部で、他の学部との交流や他大学との交流はやや不便である。
それでも3人は、イベントサークルや地域との共同活動、インターン、インカレダンスサークル、学祭実行委員、NPO法人といった多様な活動を行っていた。「午後から活動が多いので両立できている」「ダンスは週2回、土日は月2回程度なので無理なく続けられている」「通学時間の影響で調整が必要なこともあるが、両立は可能」といった意見があり、学生生活と課外活動の両立は十分に実現できているようだ。
最後に
最後に高校生の受験生へのメッセージを尋ねると、「女子大は楽しい!みんなモチベーションが高くて刺激を受ける」「将来に役立つ内容を学べる」「女子大はのびのびできて楽しい」といった前向きな回答が多かった。
女子大ならではの環境も津田塾大学の魅力の一つであるといえる。
津田塾大学は、将来に役立つ幅広い学びを得ることができる場だ。また、個々の興味を尊重しのびのびできる環境である。もし受験を検討している人がいれば参考にしていただきたい。
インタビュー
Aさん 千葉県出身、自宅通学、趣味は野球観戦
Bさん 埼玉県出身、自宅通学、趣味はダンス
Cさん 千葉県出身、自宅通学、趣味はディズニー