2年間、衛星放送のBS11のプロデューサー&キャスターを務めていた内山勢(つよし)さん。毎日新聞社に戻ってきた際に、「キャンパる(*)」の編集長を任されてくれないかと打診を受けたのが、学生と内山さんが交わるきっかけとなった。「最初は嫌々受け入れた。でも3カ月もたつと学生に対して教えるのがだんだん楽しくなってきてね」と語る。結局とうきょうキャンパるを10年間続けたそうだ。

2016年4月に宇都宮大学に地域デザイン科学部が誕生した。それにあたり、メディア系科目を作ると言う話題が毎日新聞社に飛び込んできた。毎日新聞社の中で誰がこの科目を担当するのかという話になり、白羽の矢が立ったのが内山さんであった。「キャンパるで学生との絡みがあるから、と言うことで私が推薦された。承諾して、2016年から当大学で地域メディア演習の講師になったんだ」と当時を懐かしむように話す。その後、縁があって静岡大学や神奈川大学、津田塾大学でもメディア系科目の講師を務めることとなった。
現在の仕事である大学非常勤講師のやりがいを訪ねた。自身にとっては当たり前のことでも、学生から新鮮な反応が返ってくることがあるそうだ。自身の経験やスキルを伝えることはもちろん、学生の反応から伝え方を学んでいくことがやりがいだと話す。刻一刻と状況が変化する現在、伝え方も日々更新する必要がある。「授業内ですべての情報を伝えるのは難しい。せめてキャンパるに加入してくれた学生には一人ひとり密着してスキルや記者としての視点を伝えていきたい」と熱い思いを語った。
全国に記者の卵を抱える内山さん。各大学のキャンパるの顧問として、これからも記者の使命を学生たちに継承していく。【古内小夏】
うちやま・つよし。新潟県生まれ。大学非常勤講師。剣道3段、弓道初段。現在は合気道に取り組む。6年前に始め、汗を流した後のビールがたまらないそう。
(*)毎日新聞東京本社発行の夕刊で毎週火曜日に1ページを学生記者がつくる「キャンパる」のページがある。現在もキャンパるは朝刊に移行して続いている。それとは別に、地域の大学に在籍する学生記者のメディアサークルのサイトとして「@キャンパる」がある。現在、とちぎ、しずおか、かながわ、おおいた、うめ(津田塾大学)キャンパるの五つがある。とちぎキャンパるではメンバーを募集中。



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